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栄養士ってどんな仕事?向いている人や小学生の今からできることも紹介!

みらいの学び
公開日:2024年12月13日 更新日:2024年12月13日
栄養士ってどんな仕事?向いている人や小学生の今からできることも紹介!

美味しい給食は毎日の楽しみの1つですよね。この献立を考えてくれているのは栄養士です。栄養士は、献立を考え、人々の健康的な生活をサポートできる仕事です。生活の基本となる栄養を扱う栄養士は、学校以外にも求められる現場は多く、多くの場面で活躍できます。この記事では、栄養士の仕事内容や、栄養士のなり方、管理栄養士との違いも紹介しています。

もくじ

    栄養士ってどんな仕事?

    栄養士は、私たちが元気に生活をするために必要な、栄養に関する専門的な知識を持つ人たちです。具体的には、栄養バランスの考えられた献立を作ったり、その献立をもとにご飯を作ったりしています。栄養士が働く場所は多くあり、学校や病院、福祉施設、会社の社員食堂などで健康な人たちをサポートしています。特に学校では、子どもたちが成長期に必要な栄養をしっかり摂れるよう、毎日の給食メニューを考えることが重要な役割の一つです。

    日本で栄養士の仕事をしている人数は?

    日本における栄養士の数は、厚生労働省による令和4年度までの統計で約116万人と報告されています。特に、学校や保育園などの教育現場、病院や介護施設のような医療・福祉分野では、元気な体を作ったり、健康を維持したりするために食事がとても大切です。食事を作ってくれる栄養士は、現場にとって必要な存在となっています。

    さらに、最近では健康への意識が高まり、会社内でも社員の健康管理を目的とした栄養士を置くことが求められています。今後、高齢化社会が進展したり、若い世代の健康意識が向上したりすることが予想されるため、栄養士の需要はますます高まると考えられます。

    栄養士と管理栄養士の違いは?

    栄養士と近い職業に、管理栄養士や調理師があります。この3つにはどのような違いがあるのでしょうか。簡単にまとめると、栄養士は「食事全体のバランスを考える仕事」で、管理栄養士は「個別の栄養管理やより専門的な食事指導ができる仕事」という違いがあります。

    資格や業務内容、働く場所の違いについてもう少し詳しく見ていきましょう。
    資格の違いは以下の通りです。

    栄養士になるには?

    栄養士は、学校給食や病院のような公共の施設で働けるため、安定した職業というイメージがあるようです。比較的決まった時間で働ける職場も多く、仕事と家庭のバランスを保ちやすいという点も魅力です。このことから、結婚や出産後も続けやすい職業であるため、女性に人気の職業の一つです。また、食に関する知識は家庭でも活かすことができます。

    栄養士になるには、厚生労働大臣が指定した栄養士養成施設で所定の課程を修了し、都道府県知事から免許を取得する必要があります

    栄養士養成施設は、専門学校や短期大学、大学があり、それぞれ2〜4年かけて栄養について学びます。学校によって力を入れている授業が異なるので、将来自分がどのようになりたいのか、どのような職場で働きたいのかを考えて調べてみるといいですね。
    例えば、本格的な日本料理や中国料理が学べる学校や、栄養指導、給食管理に力を入れている学校などがあります。健康な人に対して仕事をするのか、病院などのより専門的な知識が必要な場所で働くのかも選ぶ基準の一つです。

    管理栄養士を考える場合は、4年制大学でより専門的な栄養学を学び、管理栄養士を目指す方法もあります。管理栄養士の資格を持つと、栄養指導や栄養管理のリーダー的な役割を担うことができるほか、研究職や教育職への道も開きます。

    こんなあなたは栄養士に向いているかも!

    バランスの良い食事に焦点を当てて、メニューを考え、人の健康を支える栄養士には、以下のような人が向いているかもしれません。
    1.食べ物に興味がある
    栄養士は、食べ物についてたくさん学びます。そのため、食べ物が好きな人にはぴったりなお仕事です。食べるだけでなく、食べ物がどのように体を元気にするのかを楽しんで学べると良いですね。野菜やお肉がどのような栄養を持っていて、体を強くしてくれるのか、体に必要な栄養素はどのようなものがあるのかなどを知りたくなる人に向いています。
    2.人の役に立ちたいという気持ちがある
    栄養士は元気でいたいと思う人や、これからどんどん成長していく子どもたちの健康をサポートする仕事です。そのため、食事で他の人を助け、みんなが笑顔で元気になってほしいと思う人に向いているといえるでしょう。
    3.計画を立てるのが好きなこと
    業務内容には、毎日食べるごはんのメニューを考えることが含まれています。バランスよく野菜やお肉、お米を使った食事を作るために、計画を立てることが好きな人に向いています。食事だけでなく、普段の学習や行動計画を立てるのが好きな人や得意な人におすすめです。

    栄養士なるために今からできること

    将来栄養士になるために今からできることを3つ紹介します。
    1.食べ物に興味を持つ
    栄養士は、食べ物を扱う職業です。今のうちからいろんな食べ物を食べてみて、その味や体にどんな影響があるのかを考えてみましょう。食べ物について詳しくなると、栄養士の仕事に役立ちます。また、好き嫌いを少なくする工夫をしておけば、将来その嫌いなものが食べれない人の役に立つアドバイスができるようになりますよ。また、関連する資格に「食生活アドバイザー」があります。食生活に関する知識を幅広く学ぶことができ、受験資格に年齢制限もないため、興味のある人は勉強してみてもいいですね。
    2.勉強をしっかりする
    栄養士になるためには、理科や家庭科の知識が必要です。特に、体の仕組みや食べ物の成分を理解するために、基本となる理科をしっかり勉強しておきましょう。中学生や高校生になると、生物といって、より体について深く学ぶことができます。学校の授業を大切にして、少しずつ勉強を続けることが大事です。
    3.料理に挑戦してみる
    お母さんやお父さんと一緒にキッチンに立つと、食材の扱い方や料理の楽しさが学べます。それだけでなく、考えたメニューを作る時に、思ったよりも時間がかかったり、準備が大変だったりする場合もあるかもしれません。献立を考えることが栄養士の仕事ですが、考えたメニューが手の込んだものばかりでは、実際には作りきれないかもしれません。実際に料理に挑戦すると、調理時間なども考えられる栄養士に近づけますよ。こちらの記事では、プロ直伝の簡単な親子丼の作り方を紹介しています。
    でき上がるまで1分20秒⁉プロ直伝!おいしくて簡単な親子で作る親子丼!

    献立を作る際に、自分のオリジナルのレシピを加えてみるのも楽しいかもしれません。オリジナルの美味しいレシピの作り方はこちらの記事で紹介しています。
    夏や冬の自由研究にお料理!おいしいレシピを考えよう!

    食べものについて勉強する際におすすめの記事はこちら!
    【オーガニックとは?】基礎知識とカラダや環境へのメリットを詳しく解説
    ”食品ロス”の現状と”いまから始めるSDGs”4つのことを紹介!

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    普段口にする野菜たちがキャラクターになって登場します。野菜の特徴や栄養素、栄養素の働きが載っているので、栄養についてまるっと学べる1冊です。

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    こちらは、より深く栄養学について学べる1冊となっています。野菜だけでなく、お肉や海藻などさまざまな食材を紹介しています。写真やイラストが多く、目で見てもわかりやすいです。栄養素が私たちの体の働きにどのように影響するのかやおすすめの食べ方なども載っているため、保護者の方にもおすすめの1冊です。

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